■消防士のお仕事
では消防士はどのような仕事をおこなうのかを説明します。
見てのとおりかなり多岐にわたっています。
火災現場での消火活動及び救助、原因の究明
消防士は、消火のほかに要救護者(一般被災者)の救助、
火事が燃え広がらないように周りの可燃物を撤去し、消火完了後には火災の原因も調べます。
救急活動
救急車などで出動する救急隊員も消防士の仕事です。
このほか、一般に人工呼吸などのやり方を教える、救急広報活動もおこなっています。
防災活動
消防士は危険と思われる建物などについて調査・指導、
一般に広報活動や防火指導などを行うなどの防災行動をおこないます。
また一般救助活動などの広報もおこないます。
消防基準の認可
消防士は建築物などに対する検査と認可を行います。
消防法に基づいたこれらの認可を消防士から受けないと建築・営業できません。
消防器具の手入れ等
消防士はいつでも出動できるように器具のメンテナンスを行います。
あわせて器具の改良なども消防士の仕事です。
女性消防士の従事制限
女性の場合、上記のうちいくつかの危険作業を制限されることがあります。
■消防士の給与
命がけの消防士さんはどのくらいお給料をもらっているのかというと、
20〜24万円+ボーナスその他手当てです。
もちろん役職、資格などに左右されます。(平成18年度、東京消防庁新規採用者支払い実績)
消防士になるために(消防士試験について)
危険な火災現場におもむく可能性のある消防士になるためには、いくつかの制限や必要な資格などがあります。
この項では実際消防士になるために突破しなくてはいけない資格や試験について説明します。
■消防士になりたい(消防士採用試験の種類)
消防士試験と一口に言っても実際はT類・U類・V類に分けられ、
そのほか専門系と呼ばれる特別職の試験があり、それぞれ必要な条件などが違います。
基本的にV類が一番条件的に厳しいもので、T類から順にランクアップを目指します。
どの試験でも1次(教養)・2次(体力及び口述)試験があります。
■消防士になりたい(年齢・学歴制限)
年齢制限はすべての試験において満29歳までです。
その他T類は17歳(高卒以上)、U類は19歳(短大卒以上)
V類および専門系は21歳(大学卒以上)といった制限があります。
その他、日本国籍を持たない、過去に重大な犯罪をしたことがある、
などの理由で公務員になれない人の場合は受験できません。
但し、男女の区別はなく、女性でもすべての試験が受けられます。
■消防士になりたい(身体条件)
これは本来一次試験に合格した後に判定されますが、
いずれにせよこの条件を満たさないと消防士にはなれませんので、ここで紹介しておきます。
なお、男女で多少異なる項目があるので別に表記します。
ただし身体条件は絶対ではなく、「おおよそ」これだけあれば、です。
体重が1kg足りない、などは許容範囲です。
身長および体重
男性は身長160cm以上で体重50kg以上、女性は155cm以上で45kg以上が必要です。
視力・聴力
正常であること。
視力は両眼0.7以上(めがね・コンタクトなどで矯正可)
但し片眼が0.3以上であること、色覚に異常がないことが条件です。
肺活量
男性は3000cc、女性は2500cc以上が必要です
その他
消防士に必要な体力を備えているか、健康体であるか、など2次試験で測定されます。
■消防士になりたい(消防士試験の内容等)
一次試験の募集はその類別によって、また応募する消防機関によって違います。
詳しくは自分の応募する機関に尋ねてみてください。
ここでは参考として東京消防庁の消防士(消防官)採用試験について説明します。
■消防士になりたい(受験票の確保)
今までの項目で受験資格を満たしていた場合、いよいよ消防士試験を受けられます。
まずは最寄りの消防署を訪ねるか、郵送で受験錐桴曹垂オ込みます。
必要な項目を記入して再度消防署に届けると(もしくは郵送すると)
受験日の十日前ほどに受験票が郵送されてきます。
(あまり遅い場合は問い合わせましょう。
この様なときのために郵送する際は配達記録郵便で送るのが安心です)
また、この時点では履歴書や住民票などといった書類は一切要りません。
受験錐桴曹セけを送ります。
■消防士になりたい(1次試験)
受験日になったら指定の会場で試験を受けます。
試験内容は五択式の筆記試験(教養試験)が120分、
論文試験が400字詰め原稿用紙2〜3枚分で90分、
消防士(消防官)適性検査の3つです。
ただし、専門系の場合はそれぞれの試験が別個に行われます。
■消防士になりたい(2次試験)
めでたく消防士一次試験を突破したら後日二次試験が行われます。
先ほど紹介した身体計測のほかに体力測定と面接(口述)試験が待っています。
主な体力測定試験の内容は以下のとおりです。
長距離走(1キロ)、握力測定、反復横とびや幅跳び、上体そらしなどの
俊敏性・柔軟性を見るテストなどです。
■消防士試験に合格したら
以上の試験を突破し、適正・健康・精神状態に問題なしとされれば合格となります。
これ以降、消防学校に入学し、訓練と必要な国家資格(危険物取り扱い者、陸上特殊無線、他)を取って
やっと消防士となることができるのです。
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